忘年会シーズン真っ只中!普段カラオケに行かない方もこの時期ばかりは行かないといけない方も多いのではないでしょうか?しかしカラオケが苦手な方には悩みになってしまうものですね。
- カラオケが苦手…でもみんなとワイワイ騒ぐのは大好き!
- 少しでも上手く歌いたいんです!
- 場が白けるのも嫌だ…などなど。
色んな理由で本当は楽しみたいのに楽しめない…だから練習しようとYouTubeなどを参考にしてみたものの今ひとつ上達には結びついていない。そんなあなたの為に、今すぐ上達できて上手いね!いい歌だよね!と言われる、プロとアマの差はここにあった!という簡単なコツを楽しく身につけていきましょう。
ここでは発声練習などによる声の大きさや音程などの技術を習得するのではなく、歌を歌うことで最も重要な『言葉を伝える技術』を習得します。
才能ではなく技術なので練習をすれば誰でも出来るようになります。
日本語の意味をしっかり捉えて言葉として強くメッセージを伝えられるようにすることで『聞いている相手に伝わる歌』が歌えるようになることがポイントです。
ボイストレーナー
目次
歌詞を読み解いてしゃべり言葉に変換をする
歌の歌詞は話し言葉そのままの文章もあれば単語が並んでいたり比喩の表現が使われていたりすることがあって、何を伝えたいのか?がわかりずらい事もあります。
そこで自分の言葉になるように一旦しゃべり言葉に変換していきます。そうする事で何が伝えたいのかがハッキリとしてくるので感情も乗せやすくなり結果として感情の乗った声はいつもより出しやすく高音域もアッサリ出やすくなることがあるのです。
ボイストレーナー
標準語バージョン
周りを見渡せば色んなドラマでも嫌なニュースだけじゃない
本当は溢れている沢山の笑顔がほらこっち向いて
先ずは段落で分けでいきましょう。+を押すと解答例が見れるようになってます。
この例は私が考えた一例に過ぎません。皆さんだったらこの歌詞の内容を相手に伝えるとすればどのように喋りますか?
この時に重要なのはしゃべり言葉に変換して誰かに喋った時の感情を心に留めておくこと。この感情でカラオケなどの時も歌ってみましょう。
関西弁バージョン
先ほどの一例は標準語に近いしゃべり言葉にしてみました。しかし関西人の方にとっては実は物凄く読みにくいし感情はホントに乗りません・・・笑
生まれも育ちも生粋の関西人の方は是非関西弁のしゃべり言葉に直していきましょう
はい。笑
こちらも私の一例なのであなたの言葉に変換して相手に喋っている言葉にしてみましょう。そしてその時の感情で歌ってみましょう。
歌詞は比喩表現や倒置法などが含まれていることが多く、それらをしっかり頭で理解することで伝えたいことが明確になるからこそ言葉に伝える力が備わり、結果聞いてる相手に届く歌声に変化し更には感情が乗ってくるので声も出しやすくなるのです。
しゃべり言葉に変換した歌詞を伝わる喋りにしていこう
先ほどのしゃべり言葉にした歌詞を伝わる喋りにしていきましょう。
そんな時ってさ、周りを見渡したら色んなドラマとか嫌なニュースだけじゃなくてさ、ホントは沢山の笑顔が溢れてたりするんだよね、だからこっち向いてみて〜!
先ずは段落に大きく2つに分けて読み解きます。
例えばさぁ、余裕が無くて優しくできない時ってあるじゃん?でも、ちゃんと分かってくれる人っているんだよね〜
この文章はどんな時でも『ちゃんと分かってくれる人がいる』を【余裕が無くて優しく出来ない時でも】と言って例え話をしていることがわかりますね。
歌のメロディーやリズムが切れる歌い方になっていても、心は誰かに喋っている時の感情で歌ってみましょう。
続きの歌詞です。
この文章は『こっちを向いて』欲しい人が【周りを見渡したら色んなドラマや嫌なニュース】で笑顔を失っている人に『ホントは沢山の笑顔が溢れてたりするんだよ!』って伝えたいということ。
『ほらこっちを向いて!』という歌詞に力を使って歌いたいところです。
相手に伝わる喋り方にするには言葉が途切れないようにしたいところですが、メロディーやリズム、休符などで歌が途切れる場合が多くあります。歌唱が途切れても続きがあるという気持ちで歌っていきましょう。
Aメロ・Bメロの歌い方解答例はこちら⬇︎
余裕が無くて優しくなれないそんな時でも ちゃんとわかってくれる人がいる
周りを見渡せば 色んなドラマでも嫌なニュースだけじゃない
本当は溢れている沢山の笑顔が ほらこっち向いて
黄色いアンダーラインは説明、話しかけるようにメロディーやリズムで途切れても心では続きを喋るように。
ピンクアンダーラインの部分は一番伝えたい部分なので特に強調して喋り訴えます。歌う時も心は途切れないように歌ってみましょう。
初心者向けカラオケで聞いてる相手に伝わる歌い方まとめ
今回はこの時期にピッタリのAIさんのハピネスを題材に相手に伝わる歌の歌い方を解説していきました。いかがでしたでしょうか?今すぐ高い音が出せなくても今すぐ大きい声が出せなくても、歌本来の意味は言葉を伝えるということではなく伝わる歌が歌えること。”なんかこの曲いい曲だよね!”と相手に感じ取ってもらえる歌い方はきちんと日本語を理解し自分なりにでも解釈することで腑に落ちて納得して自分の言葉で歌えるからこそ伝わるのです。
声には自分が今頭に考えてることが出ます。逆に頭に考えてることしか出ないのです。しっかり自分なりの意味を捉えて予習していくことで例え音程がズレても大きい声が出せなくても歌本来の役割である歌詞を伝えることが出来るようになれば聞いてる相手に感動を起こすことが出来る上に自分の感情の乗った言葉が発せられることは結果として大きい声や高い音が出せるようになることと同じなのです。これまでにカラオケに苦手意識があった方も是非トライしてみてくださいね!