歌が上手いですね!って言われたら嬉しいもの。それほどに上手いと言われるって難しいことなのでしょうか?
- カラオケが上手い人ってどんな人?
- どういうテクニックを使えば上手く聞こえるのか?
- 表現力も重要なの?
- カラオケで上手いって言われる人の特徴とは?
とっても気になりますね!
あるテクニックを使えばカラオケで上手だと言われるようになるんです。
実際にレッスンで取り組んでいる内容を教えます。カラオケで今人気の曲「Lemon/米津玄師」が上手く歌えるテクニックです。
ボイストレーナー
歌の表現力をつけるためのテクニックとは?
表現力をつけるためのテクニックと一言で言っても沢山のコツがあります。まずは声や種類があることを知っておきましょう!
【技術編】地声を使っているのか裏声を使っているのか聞き分けてみよう!
地声と裏声では声の質とか聞こえ方が全く違う両極単な声になります。まずはそこを聞き分けてみましょう。歌手が歌っている感じと同じように地声裏声を分けて歌うことでより表現力が出て上手に聞こえてきます!
「地声と裏声のことについて分からない」という方は先ずはここで勉強してみましょう!

それでは実際にカラオケでも大人気の曲、米津玄師さんの『Lemon』を例題に使って勉強していきましょう。
裏声の部分は太文字で青のアンダーラインのある部分です。
1番のサビから
あのひのかなしみさえ
あのひのくるしみさえ
そのすべてをあいしてた
あなたとともに
むねにのこりはなれない
にがいれもんのにおい
あめがふりやむまではかえれない
いまでもあなたはわたしのひかり
どうですか?この曲はサビに目立って分かりやすい裏声がありました!
声質的には裏声よりの地声なのでふんわり柔らかい声で歌っているのが特徴です。声の筋肉で説明すると地声の筋肉は弱めで裏声が優勢の筋肉をしっかり使っていると言えるでしょう。
他の曲でも聞き分けて練習をしてみましょう!
【技術編】アクセントを聞き分けてみよう!
アクセントとは強く強調するところと思いがちですが、他とは違う目立つところという考え方を持っておくと特徴を捉えやすくなります。代表的なアクセントの例はこちら!
- 強い声
- 弱い声
- 息漏れの声
- 大きい声
- 小さい声
- ビブラート、こぶし
- 語尾を伸ばす
- 言葉を短く切る
よく使うアクセントをいくつか上げてみました。実際にこれらが歌詞のどこで使われているのかを言葉の一文字一文字に注目して聞き分けてみましょう。
最初は分かりにくいところもあると思いますが、題材として分かりやすい曲を選ぶのもいいですね!1曲しか聞かなかったらわからなかった所も色んな曲を沢山聞いてアクセントはどこにあるのか?を意識して聞いてみると、より色んなアクセントが聞き分けられるようになります。
今回は強く歌っているところを取り上げてみました。ピンクのアンダーラインのところを少し強く歌ってみましょう。これだけでもリズム感が出てきて歌詞がハマり歌いやすくなります。
1番のサビから
あのひのかなしみさえ
あのひのくるしみさえ
そのすべてをあいしてた
あなたとともに
むねにのこりはなれない
にがいれもんのにおい
あめがふりやむまではかえれない
いまでもあなたはわたしのひかり
この曲はリズムに特徴のある曲で、スキップするような、跳ねるような感じがします。強く歌うところはだいたい1拍目にあり、楽器のようにリズムを刻むような気持ちで歌うのがコツになります。
強く歌っているところを調べるとリズムが見えてきたりするんですね!
ボイストレーナー
表現力をつける為のテクニックを使って実践してみよう!
歌が上手い!と言われる人の特徴を分析!実際にレッスンでも使っている練習方法を順番を分かりやすくしてみました。レッツトライ!!
【実践編】歌の表現力がある人の特徴を捉え実際に練習をしてみよう!
表現力をつける為にはテクニックはとても重要です。その前にテクニックを十分に活かす為の準備運動があるんですね!

レッスンでは次のような順番で練習をしています。
母音とは『あ・い・う・え・お』 のことで歌う時には楽器でいうところの音の役割になります。
声という”音”を綺麗に繋げて出せるように練習しましょう。
あなたの一番言いやすい母音はどれですか?全ての母音でメロディーを歌ってみて一番声が出しやすい母音で先ずは練習してみてください。
一番出しやすかった母音の感覚をイメージして出しにくい母音でも練習をします。どの母音でも歌いやすいように練習をしておきましょう。
例えば『アイシテル』であれば『あいいえう』となります。
ちょっと難しい所は後回しにして、ここは歌えるぞ!というメロディーの部分をまずは練習。
この時にステップ1で練習したようにメロディーが綺麗に繋がるように練習してみましょう。母音が変わるところが難しい時はゆっくりと言いやすくなるぐらいの声の大きさで練習してみるといいですね!
メロディーを聞いてあなたがどう感じるか?目には見えないけれどもなんだかこのメロディーはテンションがあがる!ここは落ち着く。を感じ取って音の強弱をつけてみましょう。
言葉は最初は得意な母音だけで歌ってみる。次に苦手な母音でも歌ってみる。最後に歌詞の母音で歌ってみましょう!
ここまでくると音としての表現力がついてきている状態です!後もう少し!
この順番で他の曲もチャレンジしてみましょう!
歌で表現力(感情や感性)を引きだす方法
歌はもちろん技術は必要不可欠ですが、それ以上に人に感動を与える歌になる、個性が伝わる、これらも知識があれば可能になる技術となります。
コツはこちらへ
プロに近づける「カラオケで歌が上手くなる方法」をボイトレ講師が教えます!
歌で表現力をつける為のテクニックまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は表現力についての理論や実践編などこのページだけで練習できるように順を追って書いてみました。
上手く聞こえる人の特徴とはただ雰囲気だけではなく色んな要素が重なって上手く聞こえるんですね!強く歌っている言葉を拾うとリズムも見えてきました。
この理論と実践編を使って他の曲にも是非チャレンジしてみてくださいね!
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