今の時代、コミュニケーションを取る方法の1つとされているカラオケ。そこには昔懐かしい曲から最近の流行りの曲まで数万曲が登録されており、様々な世代の方が通われる時代になりました。
しかしカラオケが苦手な方が多いことも確か。
「人前で歌うなんてもってのほか」
「音痴だし、恥ずかしいし、盛り上げたいけど歌唱力がない」
「何を歌ったらいいか分からない、周りの人の反応が気になる」
「声が小さい、高い声が出せない」
など、ホントは楽しく参加したいのに歌が苦手なだけでせっかくのコミュニケーションの場が楽しくない・・・
だから苦手を克服したい、カラオケをみんなと一緒に楽しみたいという思いでレッスンに来られる方も増えてきました。
しかし「歌が上手くなれたらいいな」と思いつつも
- 何から始めたらいいか分からない
- レッスンに通う時間がない
- 自宅からは遠い
- 本当に上達するのか?
様々な理由で億劫になっていることもありますよね。
そんな悩みの人のために、ボイストレーナーで多くの声の悩みを改善してきた私が、
明日から実践すれば必ず変化を起こせる!カラオケで歌が上手くなるコツ
をまとめてみました。
ボイストレーナー
目次
音痴の原因は?
音痴は大半の人がレッスンすれば改善される事なんです。
目指す音が出せない・出し方が分からないだけ。
実際、私がこれまでレッスンしてきて本当に音痴な人は1人も出会った事がありません。
※聴力障害のある方は除く
何故ならば、自分で音がずれていることがわかっているからです。
習得までには個人差はありますが、喉の仕組みを知り今のあなたの状態からどんな発声練習をすれば改善されるのか?を正しく知り練習することで必ず克服できるものです。
詳しくはこちらの記事を是非読んでみてくださいね!
音痴の原因と音痴を直す方法

ボイストレーナー
自分の呼吸をチェックしてみよう
歌を歌うということは声を出すということ。つまり、その声の元になっているのは息です。
息をコントロールする呼吸の状態のチェックは必要不可欠になってきます。
声をコントロールをする呼吸運動の状態をチェックしていきましょう。
骨や筋肉のチェック
呼吸運動とは肺を動かす為に肺の周りの骨や筋肉が動く運動のことで、特に声と関係する骨の周りの筋肉の状態をチェックします。
- 首肩が凝っている
- 反り腰になっている
- 巻き肩になっているなど
例えばデスクワークや重いものを運ぶなど、職業や生活習慣によって体の状態は様々。
なので使う筋肉はどこなのか?こういったことが関係してきます。

ストレッチを行なった後『息を吸うときは胸や背中側など肋骨全体が大きく広がって、吐くときはウエスト周りが自然に縮む』こういった動きが無理なく行えているかどうか、再度確認してみましょう。
呼吸の状態をチェックしよう
体がある程度ほぐれてきたら自分の呼吸の状態をチェックしてみましょう。
ボイストレーナー
軽くろうそくの火を消すようにすーっと息を吐きます。
この時鏡でチェック!実際に目で見てチェックしてみましょう。
- 息を吸う時→極端に肩が上がらない、肋骨体全がゆっくり大きく広がる
- 息を吐く時→ウエスト周りが自然に縮んていく
これが理想的です。
しかし
- 吸った時に胸や肩だけが上がる
- 吐ききった時に首や胸が上から押さえつけられて苦しい感じがする。
腰が反ってたり、息を吸う時に腰に近い背中側の肋骨があまり動いていない人は先は、ストレッチの記事を見て体をほぐしてくださいね!
この項目がクリアーされて楽に呼吸運動が出来るようになれば呼吸状態はokです。
呼吸をコントロールしてみよう
呼吸がしやすい体に準備が出来たら、実際に呼吸をコントロールできるようにしましょう。
歌を歌う時に呼吸のコントロールが出来ていると
- 歌ってて息が続かない
- 喉が疲れる
- 高い声が出しにくい
など歌う時に出てくる悩みが改善されます。
初級・中級・上級と順番に練習していきましょう。
以下に私が音源を付けてみました!同じように練習してみましょう。
ボイストレーナー
まずは歌う時に無理なく呼吸運動が続けられるための第一歩目。
真っ直ぐ息を吐く。
息の音(sーーー)に注目してみましょう。
スーーーーの音がゆらゆら揺れている時は顎や首などウエスト周りではない場所で真っ直ぐをキープしようとしている時に起こります。
この状態の人は歌う時も顎や首肩周りに必要以上に力が入ってしまってることが多いですね。
緊張をほぐしてゆっくり息を真っ直ぐ吐けるように練習してみましょう。
初級編の音源(息を真っ直ぐ吐く練習sーーー)
今度は短く息を吐く練習です。
大きい声が出せるようになるための腹筋運動、つまり声のための筋トレですね。
これも顎や首肩周りに力が入らないように注意をして練習します。
ハッハッハッハッハなどといった発声練習がありますが、息だけで練習をしておくと実際に発声練習をする時にお腹周りを意識しなくてもいいので発声に集中できるようになります。
中級編の音源(息を短く切って吐くs、s、s、s、sー)
最後に歌で最も使われる息使いの練習です。息の量を調節しながら一息で強弱を付けていきます。長くできればより楽に歌えるようになるための息のコントロール力がついてきます。
これも首肩周り胸が押さえつけられるような苦しさがある場合は長さを短くする、余分な力みがないかどうかをチェックしてみましょう。
上級編の音源(息の流れに強弱をつけるs〜〜〜)
自分の声を知ろう
あなたの声はどんな声ですか?
そしてどんな印象でしょうか?
まずは自分の声の印象について自分で書き出してみましょう。
今回は声質に大きく関係してくる喉仏の位置について確かめたり動かしたりします。
その中から自分にとって楽で出しやすいとことを探っていきましょう。
喉仏の位置をたしかめてみよう
まずは喉をさわって一番とびでてるとこを探ってみましょう。
ここかなと思ったところに手を添えてみて、あ〜〜っと声を出した時に声帯の振動が大きく感じられる場所が喉仏です。
喉仏を動かしてみよう
実際に喉仏を動かしてみましょう。
喉仏が上がるときは何かを飲み込むときはグルンと上に上がって元に戻ります。
ツバを飲み込むとすぐに確認がでます。喉仏が下がる時はあくびをすると下がりやすいです。
それぞれ手で触って確認してみましょう。
喉仏を上下させる練習をしてみよう
口は閉じたままで低い声高い声を繰り返して出しでみましょう。この時に低い声のときは喉仏が下がって口の中は空間がある状態、高い声のときは喉仏が上がっていて舌は上顎に付いた状態になり声は鼻に抜けていく感じがするのがベストです。
舌が上手く動かせない方は舌が凝っている可能性が高いのでこちらの動画を参考に舌のマッサージを行ってみましょう。
※怪我のないようにご自身の責任で行ってください
声が出しやすい喉仏の位置を見つけよう
喉仏が動かせるようになったら実際に色んな声を出してみましょう。喉仏の位置が変わると声質が変わります。
同じ音を発声するとよりわかりやすいですね。
喉仏が高い位置で声を出すと詰まったような声になり、喉仏が低い位置で出すと低く太い感じの声になります。あなたの声はどの位置が楽なのか探ってみましょう。
自分の発声は喉仏の位置がどの辺なのか分かりましたか?
出しやすい位置が見つかったらその声で歌ってみましょう。
よりコントロール力を強化したい人はいつもと違う喉仏の位置で発声の練習してみるのもオススメです。
注意:明らかに発声していて喉が嗄れるなどの症状がある方は一旦休憩してください。
声が大きい喉が疲れやすい方のオススメ練習方
声が大きくて嗄れやすくつい力が入っちゃうい人にはこちらの練習がオススメです。
リップロールで息や力をコントロールしていきましょう。
数回繰り返してから歌ってみるも良し、好きな曲の歌いずらい部分のメロディーをリップロールで鳴らしてみるのも効果的です。
自分の言葉を聞いてみよう
カラオケではモニターに歌詞が映されますが、脳では・・・
「歌うリズムを取る音程を取る盛り上がってるかな?」
「間違ってないかな?」
色んなことが気になるあまり、歌本来の大切な部分の歌詞が伝わりにくいか、それどころではない状況だったりもします。
モニターに映し出される歌詞を読むだけの歌と、感情が乗ってくる歌とでは、声の出しやすさも変わってきます。
事前に歌詞の予習や読み方を練習しておくことで、自分の言葉で歌えるようになるんです。
是非こちらの記事で練習して見てくださいね!


カラオケで歌が上手くなるコツまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は歌が上手くなる為の基礎的なことをご紹介しました。
どれも大切な内容なのですが、全てに共通しているのが、自然な動きや感情であること。
歌だからといって特別な呼吸や発声をしなければならないことはなく(声楽などの発声は特別な訓練が必要)
- 体の動くべき場所が自然に動いているか
- 歌詞の内容を感じた心のまま歌えているか
- 高い音はテンションは高く歌えているか
など音楽を聞いて、自然と溢れる感情からの動きや発声が上達に繋がってくるのです。
自分の場合はどうなっているのだろう?
自分で実践が難しい人は是非ボイストレーナーのレッスンを受けてみてくださいね!